こんにちは🌱「ニワイエ®」スタッフのキシです。
モデルルームの庭に立つと、風の冷たさの中にまだ少しだけ秋の香りが残っています。
木々の葉が色づき、地面に舞い落ちる音が聞こえるこの季節。
秋と冬が入り混じる“この瞬間の庭”が、私は一年の中でもいちばん好きかもしれません。

秋の終わり、庭が見せる最後の彩り
ついこのあいだまで赤や黄に染まっていた木々の葉も、
少しずつ色を失い、風に乗って静かに舞い落ちていきます。

落ち葉をあつめると少ししんみりするのは私だけでしょうか?
落ち葉を掃きながらふと手を止めると、
「この落ち葉もやがて土に戻って、来年の春を支えてくれるんだな~」と思うことがあります。
見えないところで確かにつながっている。
そんな自然のリズムを感じる秋。
少しずつ訪れる“冬の気配”
11月の終わり頃になると、庭の空気が急に透き通って感じられます。
朝露が葉を濡らし、夜の冷え込みで霜が降りる日も。
今年も冬の始まりはすぐそこです。
寒さの中で静かに凛と立つ庭木の姿は、どこか背筋を伸ばしたくなるような美しさがあります。
夏の勢いを忘れ、秋の彩りを脱ぎ捨てて、冬の準備を始める。
その様子を見ていると、自然の「切り替えの上手さ」に学ぶことが多いです。
人も庭も、少し立ち止まって呼吸を整える時間が必要なのかもしれません。
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冬に向けた小さなお手入れ
秋から冬へ向かうこの時期、庭の手入れにも“冬支度”があります。
• 夏に伸びすぎた枝を整えて、風通しをよくする。
• 枯れた花や落ち葉を集めて、コンポストにして土に還す。
• 寒さに弱い植物には、根元にマルチング材を敷いて防寒する。
• そして、照明や水栓の凍結チェックも忘れずに。
作業の手を動かしていると、自然と心も整っていくのを感じます。
庭の手入れは、植物を守るだけでなく、暮らしを整える時間でもあるんです。
光と影が教えてくれること
冬の入り口に立つ今、光の角度が低くなり、影が長く伸びます。
太陽の光がウッドデッキから部屋の中まで照らし、木々の影が静かに踊るように映ります。
照明と庭
昼と夜の長さが逆転しはじめるこの時期、庭の照明がゆっくりと灯る瞬間が好きです。
やわらかな灯りが木の枝や外壁を照らし、夜の庭にほんのりと温もりを残してくれる。
寒さの中にあるその小さな光が、
まるで「おかえり」と言ってくれているような安心感を与えてくれます。

モデルルームの庭から見える「季節のリズム」
モデルルームの庭でも、この季節ならではの変化がいくつも見られます。
ウッドデッキに積もる落ち葉を掃くたびに、木々の枝ぶりが少しずつ見えてくる。
植え込みの奥では、ツワブキが黄色い花を咲かせ、寒風の中にささやかな明るさを添えてくれます。
ある朝、凍りついた水鉢に薄い氷が張っていて、
そこに映る空が、どこまでも澄んでいました。
寒いけれど、どこか心が落ち着く――そんな冬のはじまりの風景。
自然の時間に逆らわず、その流れを受け入れていく。
それが庭とともに暮らすということなのかもしれません。
家の中にも届く、冬の庭の気配
冬の光は、夏よりもやわらかくて、まっすぐです。
リビングの掃き出し窓から差しこむ光が、床や壁に木の影を描くと、
家の中にも“外の季節”が届いていることを感じます。
カーテンを少し開けて庭を眺めるだけでも、
外の空気を感じる時間が心の余白をつくってくれます。
庭があると、家の中の時間も少しゆっくりになる。
それは“暮らしの呼吸”のようなものだと思います。
庭が教えてくれる、季節を受けとめる力
秋から冬へ。
庭は色を減らしながら、静かに命を蓄えています。
人も同じように、忙しい日々の中でいったん立ち止まり、
静かに心を整える時間が必要なのかもしれません。
庭に出て、冷たい風を頬に受けながら深呼吸をすると、
不思議と心が静まり、体の奥があたたかくなります。
庭はいつも、わたしたちに寄り添ってくれます🌱
次の季節へ
やがて冬が深まり、庭は眠るように静かになります。
でもその下では、春の準備が着々と進んでいるのです。
見えないところで育まれる力――それを感じ取れるのは、
きっとこの季節だけ。
秋の終わりと冬のはじまり。
その境目に立つ庭は、どこかあたたかくて、
「いごこち」という言葉の意味を改めて教えてくれるように思います。
庭があることで、季節を受けとめながら暮らす喜びを感じられる。
秋風から冬に変わるこの季節。部屋の中のぬくもりに「いごこち」を実感しています🍂
小さなお庭でも周りの環境を読み、お部屋との繋がり、太陽の動きを読み取り設計する「ニワイエ」は、いごこち無限大∞なんです🌱✨
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